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まちづくりの考え方

なぜまちづくりか

2020年(令和2)で片柳村が大宮市に編入して65年、都市計画法の改正により市街化区域の線引きが施行されて50年が経ちました。

この間、少子高齢化、地区人口の減少、空き家の増加、農地の休耕化、資材置場の増加、樹林地の減少等による田園風景や居住環境の変化が見られています。

片柳地区にこれからも住み続けるために、自分たちのまちの状況を再確認することが必要だと思います。

地区の抱えている問題等、多様な考えを持った地区の皆さんが情報を共有して、まちを考え、課題を調整する試みを地域住民の皆さんと共に考えていきたいと思います。

地域の住民の皆さんが集まり、これからのまちについて語り合ことが、まちが次の世代への繋がる手立てだと考えます。

片柳のまちとは

片柳地区(旧片柳村)は、芝川と加田屋川の流れる見沼田圃に3方が囲まれ、農地が多くを占める地域となっています。

江戸期は、日光御成街道や中山道大宮宿の背後地として集落が形成されていました。

片柳小学校は、歴史が古く1874年(明治7)に片柳学校として設置されています。1904年(明治37)に現在地の東新井に移転されています。

1970年(昭和45)に都市計画法改正による線引きが行われ、県道さいたま幸手線(214号線)を境に市街化区域と市街化調整区域に区分されました。

「見沼田圃基本計画」(H23、2011)における片柳地区は、芝川と加田屋川に挟まれた「ふるさとエリア」においては、見沼田圃と連続する谷戸の農地、用水、斜面林及び台地上の屋敷林など見沼田圃と一体となった緑地空間として位置づけられています。

まちづくりの進め方

片柳のまちづくりを考えるに当たり、そのきっかけは?、市民に何ができるのか?、片柳地区とは?、・・・都市、郊外、農村、まち、田舎、集落、田園等様々なことが錯綜します。

都市計画の線引き後50年経過した今日、市街地と農地が共存する片柳地区を対象に、都市計画法や農振法等既定の法律と制度に対して、それらを補完し、「環境」「生活」「経済」を近隣単位から考え、地域主権で始まる住民主体の実践型の新たな計画システムを構築することを目標とします。

片柳地区のまちづくりを進める上で、2030年(令和12)を目標年次としている「さいたま市都市計画マスタープラン」(都市MP:2014年策定)において、「地域別まちづくり構想」として地域住民・事業者・市民団体・市など多様な主体が協働しながら、地域のまちづくり進めることが期待されます。

「片柳地区まちづくり」として、まちの実情を踏まえ、まちへの思いの実現に向けてまちを語り、活動する仲間を集め、地域団体(協議会)を設立したいと考えていますので、ご参加をよろしくお願いします。

まちづくりの手順(経過と今後の予定)

「さいたま市都市計画マスタープラン」の「地域別まちづくり構想」の策定に向けて、地域住民案を作成するため「まちづくり協議会」の設立を準備します。2年程目途に住民案を作成、市に提出した後は、市が主体となって素案の検討及び作成・決定の手続きがされます。

  • 2020年(令和2)8月~:まちづくりの呼びかけと仲間づくり
    片柳で住民主体のまちづくりを進めるため、地域の住民との交流を始めました。原則として毎月まちを語る集まりを開催します。(まちづくり協議準備会の設立)
    ここでは、地域住民が日常を暮らすまちへの思いを語り合い、まちの問題や魅力を抽出し、課題を整理することで、まちの姿を共有することから始まります。
    ※2021年度内に「まちづくり協議会」を設立する予定でしたが、新型コロナ感染の渦中のためまちづくり交流会の毎月の開催が難しく、延期しています。その間に、ホームページを作成するとともに、広報紙「片柳まちづくり通信」を発行しました。

  • 2022年度(令和4)~:協議会設立に向けて
    ・まちづくり支援補助金交付の申請:まちづくり活動に対する行政の支援と協働を図るため申請する予定です
    ・まちづくり協議会の設立:さいたま市都市計画マスタープランの「地域別まちづくり構想」の策定を目的とする住民組織としてまちづくり協議会の設立を予定しています。

  • 2022年度(令和4)~2023年度(令和5):まちづくり勉強会とまちづくり構想の作成
    ・まちづくり勉強会の開催:毎月開催し、地域の声、思い、問題、課題を整理します。
    ・片柳まちづくり構想の作成:凡そ2年程を目途に住民案としての片柳まちづくり構想をまとめる計画です。

  • 2024年度(令和6)~:地域別まちづくり構想(住民案)の提出

  • 2024年度(令和6)~:市による検討と構想案の作成及び決定手続き

  • 2025年度(令和7)~:住民、事業者、市の協働によるまちづくりの実施

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